風疹
三日ばしか
はしかによく似た初期症状が出るので「三日ばしか」とも呼ばれている病気です。その名の通り、大体3日前後で治るものです。数年おきに流行する病気で、感染してから2、3週間後に発病し、赤い発疹が全身に現れます。熱は出ても微熱のことが多いのですが、中には高熱が出る子どももいます。
安静第一
発疹だけで高熱が出ない場合は安静にしていれば治ります。ただ、発疹の痒みが強く、子どもが体をかきむしってしまうようなときは痒み止めを処方します。また、高熱が出て頭痛や関節痛などが見られるときは、熱さましや痛み止めを出します。
家庭では・・・
流行性の病気なので、熱がなくて元気があっても外出させないようにしてください。食事や入浴はいつも通りで構いません。高熱が出たときは再診を受けてください。
発疹が出ている間は、保育所や学校は休ませましょう。
妊婦には危険!
大人の女性が妊娠初期に風疹にかかると、生まれてくるあかちゃんに障害が出ることがあります。ですから、風疹にかかった子どもを妊婦に近づけないようにしてください。おかあさん自身が妊娠中である場合は、早目に産科の先生に相談されることを勧めます。
風疹ワクチンは万能ではありませんが、95パーセントの有効性が認められています。副作用もありません。ただし、妊婦は接種できませんし、接種後2ヶ月間は妊娠しないように、避妊をする必要があります。