みずぼうそう(水痘)
全身にぶつぶつ
じゅくじゅくした赤い発疹が全身に現れます。口の中や頭皮、陰部にまで広がり、3日目ぐらいがもっともひどくなります。それからは次第に乾いてかさぶたになり、1週間ほどで治ります。
お薬
このウイルスには直接効くお薬が開発されていますので水痘を見つけたら、なるべく早めに対応しますと軽く済みます。痒みには痒み止めを処方します。飲み薬と塗り薬です。発疹が潰れて化膿する場合もありますが、そのときは抗生剤入りのお薬を出します。
なるべく掻かないように
発疹はとても痒いので、つい引っかいてしまいますが、そうすると治りが遅くなったり化膿したりしてしまいます。子どもさんの爪を短く切ってあげておいてください。手袋をさせるのもいいでしょう。お風呂に軽く入ると痒みが和らぎますので、高熱が出ていない限りは入浴させても構いません。食べ物は、酸味の強いものや塩辛いものを避けるようにすれば、あとは普通で構いません。
再診を・・・
発疹が化膿したときは再診を受けたほうがいいでしょう。熱がなかなか下がらないときも、念のために診てもらってください。
保育所、学校
ぶつぶつがかさぶたになったらもう治っています。登園して構いません。
予防注射
みずぼうそうは、子どもだけではなく、大人にもうつることがあります。家族に感染するのを防ぐために、みずぼうそうの患者と接触した72時間以内に予防接種を受ければ、10人に9人は発病を回避できます。発病しても軽症で済む場合がほとんどです。副作用もほとんどないので、心配なら接種を受けたほうがよいでしょう。