インフルエンザ
インフルエンザとは?
インフルエンザはほとんど毎年流行する病気です。しかし、風邪の一種だと思って軽く考えてはいけません。毎年何人もの人が亡くなる大病なのです。
インフルエンザにはA型、B型、C型の3つのタイプがあり、主なものはA香港型、Aソ連型、B型ですが、年によって流行するタイプは異なります。症状は普通の風邪と同じようなものですが、普通の風邪よりひどい場合が多く、大人でも我慢するのは辛いものです。
感染する力が強いので、大人も含めて、家中みんなが罹るという場合が多い病気です。
特徴的な症状
高熱が出ます。しかも、長いと1週間も続くことさえあります。子どもの場合は大人より熱が高くなる傾向がありますが、大人なら耐えられないような高熱でも、子どもにとってはさほど深刻ではないものです。また、熱でぐったりする度合いも子どもの場合は大きいので、慣れないお母さんはうろたえてしまうものですが、医者が診て心配ないようなら、深刻に考えすぎないようにしましょう。
食欲は当然ながら減退します。インフルエンザの症状として嘔吐や下痢が出る場合も多いので、その上無理に食べさせることは逆効果になりかねません。消化の良いものを、子どもが欲しがるだけ与えればいいのです。また、水分の補給は重要です。
保温、入浴は普通の風邪の場合と同じと考えてください。
ワクチン注射
その年に流行しているタイプに応じたワクチンを接種します。ワクチンを接種したからといって100パーセント罹らないというものではありませんが、症状が軽くなります。怖い合併症にインフルエンザ脳炎がありますのでワクチンは接種しておくに越したことはありません。
診断法、及び治療法
最近はインフルエンザの迅速診断法という方法が確立され簡単にインフルエンザ(A型またはB型)が診断できます。それに両方のインフルエンザにとても良く効く薬が開発され非常に軽くすみますので、できるだけ早く受診されることを勧めます。
再診日には
普通の風邪よりも経過をよく見ておく必要がありますので、大体2、3日おきには病院においでください。余病を起こしていると、体力が弱っているときだけに大事に至ることがあります。自宅でも子どもの体調をよく観察しておいてください。何度も吐く、下痢が止まらない、咳がひどくてなかなか眠れないなど、いつもと違う症状があるときは、早目に受信して必ず医者に伝えるようにしましょう。
保育所(幼稚園、学校)にはいつから
伝染力の強い病気なので、登園してよいかどうかは医者の指示に従うようにしてください。