突発性発疹
初めての発熱
1歳未満のあかちゃんが罹ることが多い病気です。突然高い熱が出て、それが数日(3、4日)続きますが、熱が下がると体中に発疹が出ます。この発疹が出て初めて突発性発疹という診断ができる病気です。生まれて初めて高熱が出た、というケースが多いので、お母さんはびっくりしてうろたえますが、はしかなどとは別の病気なので、心配しすぎる必要はありません。突発性発疹のウイルスは2種類見つかっていますので2回かかることもあります。
子どもの高熱
40度を越える熱が出るのでご心配でしょうが、高熱が知能の発達に影響するなどというのは迷信です。あわてる必要はありません。あかちゃんができるだけ快適に過ごせるようにしてあげましょう。熱があるからといって、ふとんを何枚も掛け過ぎたりすることは、あかちゃんをかえって苦しめることになります。嫌がらなければ、氷枕で冷やしてあげましょう。
まず病院へ
高熱が出た初期の段階では、はしかやその他の病気との見分けは困難です。ですから、できるだけ早目に病院へいって、はしかなどではないことを確かめてもらう必要があります。ひきつけを起こしたり、水分を受け付けない、などの症状が出ることもありますので、解熱剤を飲ませる必要があるかも知れません。
水分補給
この病気だけに限らず、熱があるときには水分を多目に与えることが大切です。しかし、一度にたくさん飲ませると、弱った胃腸に負担をかける結果になりますから、少しずつ、何度も与えることが大切です。甘いものを好むのなら、果汁を薄めて与えるのもいいでしょう。
食べ物やミルクは、あかちゃんが受け付けるのであれば、普段通りで構いません。食欲がないときは欲しがるだけにして、無理に食べさせる必要はありません。高熱が続く間は入浴は控えて、体を軽く拭いてあげる程度にします。発疹が出る段階になると熱も下がりますから、お風呂に入れても大丈夫です。