あかちゃんの便秘
心配しないで・・・
生まれたばかりのあかちゃんは、1日に何回も排便しますが、1ヶ月を過ぎる頃からだんだん回数が減ってきます。排便しない日が2日も続くと心配になってしまうものですが、回数が減っても便が柔らかく、たくさん出るようであれば心配いりません。便が固く、排便の時に苦しそうにするとか、肛門が切れるようなら便秘と考えられます。
こうしてケアを
あかちゃんのお腹をやさしくさすってあげましょう。これだけで排便が促されるものです。ミルクだけでなく、マルツエキスや砂糖水、果物の絞り汁を与えるのも効果があります。果汁の種類によって効く、効かないの個人差がありますので、いろんな果物を試してみてください。離乳段階にある乳児なら、果物を小さく切って与えたり、野菜などのように繊維の多い食べ物も効果的です。
浣腸について
乳児の場合、綿棒にオリーブ油をつけて肛門をくすぐってやると、自然と排便が促されることが多いものです。これで効果がないときは浣腸をすることになります。昔は「浣腸は癖になる」といって嫌う人もいましたが、そんなことはありません。1歳児まではおむつを取り替える姿勢で施します。1歳を過ぎたら、横向きに寝かせて浣腸します。薬を注入し終わったら、おむつなどでしばらく肛門を押さえて、できるだけ我慢させる必要があります。