症 状
病名の素人判断は大変危険です!
このページでは、お子さんがよくかかる病気の症状の目安や、ケアの方法を示しています。しかし、ある症状が出たからといって、病名を素人判断してしまうのは大変危険なことです。
たとえば、はしかの初期症状は普通の風邪ととてもよく似ています。インフルエンザの症状も風邪とそっくりです。熱が出た、咳が出る、というときに、安易に風邪だと決めつけて病院に行くのが遅れれば、その分、回復までに日数がかかることになりますし、手遅れにならないとも限りません。はしかやインフルエンザは、毎年何人もの子どもの命を奪う大病なのです。このような例は他の症状でもたくさんあります。子どもの場合は、「おかしいなと思ったら、まず病院へ」というのが基本です。
このページでは、病院で診察を受けて病名が分かったあとで、それぞれの病気の症状の特徴を理解し、家庭で必要なケアが効果的にできるように、その方法を述べています。お薬の与え方や熱の測り方などの基本的な方法については、基本的なケアのページを参考にしてください。
なお、この項の記述に関しては、日本外来小児科学研究会編著による「お母さんに伝えたい・子どもの病気ホームケアガイド」(医歯薬出版)を参考にしました。
『基本的なケア』のページはこちら