症
状
別
の
ケ
ア
Symptoms & Care

水いぼ(伝染性軟属腫)
特徴・症状
• 皮膚のウイルス感染症です。 表皮が白く丸く光った、小さなイボがポツポツとできます。イボをつぶすと中央から白いかたまり(芯)が出てきますが、この中にウイルスが大量に含まれており、これが爪や皮膚を介して他の場所に触れることでどんどんうつり、広がっていきます。
• 水いぼ自体には痛みもかゆみもありません。しかし、アトピー性皮膚炎や乾燥肌など、もともとかゆみを感じやすい肌質のお子さんの場合、水いぼの周囲をかき壊してしまうことで、一気に全身に広がってしまうことがあります。
治療
大きく分けて3つの選択肢があり、お子さんの肌の状態や個数に合わせて方針を決めます。
1. 自然に治るのを待つ(経過観察): 体の中に免疫ができるまで1〜2年ほどかかりますが、放置していても最終的には自然に跡を残さず治ります。
2. ピンセットで摘まみ取る・液体窒素で焼く: 確実に早く取り除く方法ですが、処置に伴う痛みを伴います。処置の前に麻酔の塗り薬やテープ(ペンレステープなど)を使って痛みを和らげる工夫もできますが、完全に痛みをゼロにすることはできません。また、目に見えるものを全部取っても、すでに潜んでいたウイルスによって後からまた新しい水いぼが出てくることがあります。
3. 漢方薬などの試み: ハトムギの成分である「ヨクイニン」のエキスや漢方薬を内服してみることがあります。ただし、これらは確実にすぐ治す特効薬ではありません。
家庭で気をつけること
• スキンケアと爪切り: かき壊してウイルスを広げないよう、爪はこまめに短く切っておきましょう。肌のバリア機能を高めるため、毎日の保湿スキンケアで肌を良い状態に保つことが予防につながります。
• 入浴: いつも通り入ってかまいませんが、ウイルスが付着しやすいため、きょうだい間や家族間でタオルの共用は避けてください。
• プール: プールの水自体でうつることはありませんので、プールに入ってもかまいません。 ただし、タオルの使い回しや、ビート板・浮き輪などの共有、肌と肌が直接擦れ合うことでうつるため、これらを共用しないよう注意してください。プールの後はシャワーで肌をきれいに洗い流しましょう。
登園・登校の目安
• 園や学校を休む必要はありません(出席停止の制限はありません)。 ただし、衣服で隠れない部分(腕や足など)で、お子さんがかき壊してジクジクしている箇所がある場合は、周囲への感染を防ぐためガーゼや防水テープなどで覆うようにしてください。
もう一度受診する目安
• 水いぼをひっかいてしまい、周囲の皮膚が赤く細菌感染(化膿)してしまったとき
• 水いぼのまわりに細かい湿疹(水いぼ湿疹)ができて、かゆみが強くなったとき
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