Symptoms & Care

臍(さい)ヘルニア・臍肉芽腫(さいにくげしゅ) 

おへそのトラブルとして代表的な2つの病気です。

① 臍ヘルニア(痛みがない)

  • 特徴・症状: 俗にいう「でべそ」のことです。生まれたあと、おへその真下の筋肉(臍輪)が完全に閉じるまでに時間がかかり、まだ隙間が緩いため、生後1か月頃から赤ちゃんが泣いてお腹に圧迫がかかるたびに、おへそがピンポン玉のようにぽっこりと大きく膨らんできます。触るとクニュクニュとしており、押すとジュクジュクと音がしてお腹に戻ります。痛みが伴うことは基本的にありません。

  • 治療: 以前は放置して閉じるのを待つだけでしたが、皮膚が伸びきって余ってしまうのを防ぐため、最近では「綿球や専用の圧迫材をおへそに押し当て、その上から医療用テープで固定してぴったり圧迫する治療(非手術的圧迫療法)」を早期から行うことが主流です。お肌のトラブルを防ぐため、必ず小児科や小児外科の医師の指導・診察を受けながら正しく行ってください。多くは1歳までに自然に綺麗に閉じます。大きくなっても治らない場合は手術を検討します。

② 臍肉芽腫(ジクジク・出血がある)

  • 特徴・症状: 赤ちゃんのへその緒(臍帯)が取れたあと、キズ口の処理がうまくいかず、おへその中央にピンク色をした「小さなキズ口の盛り上がり(肉の芽=肉芽)」が残ってしまった状態です。おへその奥がいつもジクジクと湿っており、衣服に擦れてじわじわと出血したり、黄色い汁が出て生臭い悪臭を伴ったりすることがあります。

  • 治療: 肉芽が小さい場合は、硝酸銀というお薬を使って組織をチョンチョンと焼く「硝酸銀焼灼」を行ったり、ステロイド軟膏を塗ったりして乾燥させます。肉芽の根本がくびれて大きくなっている場合は、医療用の糸で根本をきつく縛って壊死させてポロリと落とす処置(結紮術)を行うこともあります。

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